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溝の口で肩こり・腰痛を改善!専門整体院で根本からアプローチ

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〒213-0001 神奈川県川崎市高津区溝口2-17-27 エムスタ第4ビル103室

突発性難聴・耳鳴・耳聾HEADLINE

突発性難聴・耳鳴・耳聾の東洋医学的見解

耳の機能と影響

耳は清陽が上昇する時に通過する清竅であり、些細な変化にも影響を受けやすく、自覚症状が現れることがあります。耳鳴り(耳中に異音が聞こえる)や耳聾(聴力の減退)は、体内の変化や病的要因によるものです。耳鳴りが進行し、聴力の低下を伴うことが多いため、耳鳴りは耳聾の兆しとも考えられています。

主要な原因

  1. 風熱侵入

    • 病態: 風邪や熱邪が耳を塞ぎ、耳鳴りや耳聾が生じる。

    • 症状: 発熱、頭痛、口渇、咽痛などが現れることが多い。

    • 治療法: 銀翹散など、風熱を散らすための薬剤が使われます。

  2. 肝火上擾

    • 病態: ストレスや感情の影響で肝気が上昇し、肝火が耳を攻撃し耳鳴りや耳聾が発生。

    • 症状: 頭痛、目の充血、耳鳴り、耳痛などが現れる。

    • 治療法: 竜胆瀉肝湯を使用し、肝火を鎮めます。

  3. 痰火上昇

    • 病態: 食生活の乱れ(過剰飲食など)で痰湿が熱を持ち、痰火が耳を犯す。

    • 症状: 耳の詰まり感、耳鳴り、聴力低下。

    • 治療法: 温胆湯を使って、痰火を清熱し、耳を改善。

  4. 腎精不足

    • 病態: 体の精気が不足し、腎精が耳の機能を支えることができなくなり、耳鳴りや耳聾が発生。

    • 症状: 徐々に聴力が低下する耳聾。

    • 治療法: 腎精を補うための薬剤(例: 六味地黄丸)が使用されます。

  5. 脾胃虚弱

    • 病態: 脾胃の機能が低下し、気血が不足。清気が耳に上昇しないことで耳鳴りや耳聾が発生。

    • 症状: 疲労感、食欲不振、耳鳴り。

    • 治療法: 脾気を補う処方(例: 補中益気湯)を使用します。

主な治療方針

  1. 風熱侵入による治療:

    • 銀翹散(風熱を散らし、解毒作用)や、荊芥連翹湯(解毒・涼血)が処方されることがあります。

  2. 肝火上擾による治療:

    • 竜胆瀉肝湯(肝火を鎮め、利湿作用がある)や、四逆散香蘇散の併用(肝気を疏通し、耳のつまりを取り除く)が推奨されます。

  3. 痰火上昇による治療:

    • 温胆湯(清熱化痰作用)や、二陳湯(湿を燥し、痰を取り除く)などが用いられます。

  4. 腎精不足による治療:

    • 六味地黄丸(腎精を補う薬)や、八味地黄丸(腎陰を補い、耳を養う薬)を使用することがあります。


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